勉強の〈やる気〉はどこから来るのか①

勉強に対して、「やる気が出るためにはどうしたらいいのか?」は、多くの学生の悩みです。

このシリーズでは、およそ5つの記事で「やる気」を解明していきます。
今回は「始めやすさ」に注目していきます。

まず、始めること

勉強は、「やりはじめる」という一歩がいちばん大変なものです。
とにかく「始める」に意識を向けましょう。

やる気が出る ⇒ 始める
という気持ちでいると、やる気が出るまでずっと待ってしまいます。

始める ⇒ やる気が出てくる
という順番です。気持ちはあとからついてきます。

勉強を始める時間は決めない

ほとんどの人にとって、「〇時に△△する」というルールで行動するのは難しいものです。

決めた時間になったとき、ゲームの区切りが悪かったり、ちょうどLINEの返信をしていたり。
そうすると、ついつい先延ばしてしまう…

行動ルールは、「〇〇したら、すぐに△△する」という設定をしましょう。
「動画を2本見たら勉強する」「晩ごはんを食べ終わったら勉強する」みたいな感じです。

息を止める

「〇〇したら、△△する」を決めたら、その瞬間だけ、強い意志を発動しましょう。
「〇〇」が終わったら息を止め、勉強机にまっしぐら。

始めやすいこと

「まず始める」ためには、当然「始めやすさ」を整えることが大切です。

とりあえず1ページだけやろうかな

やることが多ければ多いほど、やる気は下がるものです。

「とりあえず1ページだけ解いて、やる気が出なければすぐ休憩しよう」
くらいの気持ちで始めるようにしてみましょう。

帰ったら机を整える習慣

勉強には、事前準備がありますよね。
机を片付け、教材や筆記用具をカバンから取り出し、何から始めるか決めて…というような作業によって、「面倒な気持ち」が膨らんでしまいます。

学校などから家に帰ったら、「準備だけ、すぐに済ませる」を習慣にしてみましょう。
すぐに勉強を始めなくていいんです。
(準備したけど勉強しなかった、という日があってもいいんです)

勉強を「途中」で終わらせる

上に書いたことを簡単にする方法として、勉強を途中で終わらせる、という方法があります。

ちょうど区切りの良いところまでやらない。
ワークを2ページ解いた日は、2ページ目の最後の問題だけ、翌日に延期する。
そして、そのページを机の上に開いたままにしておく。

つい〇〇してしまう

勉強を始めようと思っても、つい〇〇してしまう、ということもあるでしょう。
人間ですから当然です。

対処方法は、状況によって様々です。
塾で相談してもてください。

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